今朝、朝食中の出来事。
ホテルのメインレストランのビュッフェ。
ビュッフェでフルーツをお皿に取っているフランス語を話す青い目の女の子がいました。
金色のウェーブした髪がとても美しい、透き通るような肌に小枝のような長い手足が伸びる美しい女の子、年は8歳か9歳、日本の小学校2,3年生くらいでしょうか?
かわいらしいサングラスをかけて、色とりどりのフルーツをお皿に載せていました。
女の子はふとした段差につまづき、
手にしたお皿のフルーツを全部床に落としてしまいました。
周りにはお母さんらしき白いワンピースをまとった女性と
そして私、ほかに何人かのヨーロッパ人がいました。
床に散らばる色とりどりのフルーツ。
私は思わず手を伸ばしそうになりました。
でも周りの女性はちらりと目をやるばかりで声もかけません。
女の子は床に落ちたフルーツをひざをついて拾うと、
すくっと立ちあがってウエイターさんに長い手を挙げました。
そしてやってきたウエイターさんに2,3なにか言うと、
両手でお皿を渡してニッコリ去っていきました。
彼女はお姫様みたいでした。
お母さんもにっこり笑ってウェイターさんに何か謝罪の言葉を伝えていました。
そして周りの私たちに「ごめんなさいね」というように目配せして去っていきました。
でもお母さんは全部娘にやらせていました。
周りの女性も、その姿を微笑ましく見ていました。
もし日本だったら?
落とした果物の真ん中でポツンと立ちつくす女の子の前に、お母さんが「あーもうっ!きをつけてよー!」なんて言いながら、お母さん自身がはいつくばって拾っていたかもしれません。
当の子どもは、ただポツンとその中に立ち尽くしていたかもしれません。
もしかしたらお母さんは
そのまま子どもの手を引いて、そそくさと立ち去っていたかもしれません。
フルーツの残骸を残して。
今日会った女の子はその毅然とした姿が、まさにお姫様みたいでした。
今日、お姫様に会いました。








