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拝啓 バクスター様

拝啓  スチュワート・バクスター様

 

5年前、南アフリカ代表監督をしていたあなたに手紙を書きました。

 

「はじめまして 

私 柳本啓成と結婚することになりました、岡元あつこと申します。

彼には内緒なのですが、彼が最高の監督と信頼してやまないあなたに、

私たちの結婚式に来てほしいのです。

お願いです。 私の願いを叶えてください。」

 

地球の裏側にいたあなたに連絡を取るために

在日南アフリカ大使館や 南アフリカの日本領事館、 南アフリカサッカー協会、 
現岐阜FCのGMであり元サンフレッチェ広島の今西総監督、

みんなに手紙を書いて、

みんなの助けを借りて、 

やっと南アフリカで連絡がとれたと思ったら、あなたは南アフリカからスウェーデンの監督へ。

 

今度は南アフリカにいるあなたの友人 スウェーデンにいるあなたの友人、

みんなに電話をして、

たくさんの方の協力があって、たくさんの方の助けがあって、

 

やっと居場所が分かったと思ったら

あなたは まるで引き寄せられるかのように来日して ヴィッセル神戸の監督に。

 

今度はヴィッセル神戸の広報の皆様

 

たくさんのたくさんの、 

たくさんの方に助けられて

 

私は世界中を探し回ったあなたに

結婚式の当日 会うことができました。

 

 

どんな時も一度だって泣いたことのないヤナギが

披露宴会場にサプライズゲストとして突如現れたあなたの姿を見たとたん

子どものような顔になって目いっぱいの涙をためました。

 

 

それはあなたが彼にとって特別な監督だったから。

 

彼の人生を変えた、最高の師だったから。

 

 

拝啓 スチュワート・バクスター様

 

報告があります

 

 

あなたのヤナギが

 

指導者なんて興味ないよ

現役やめたらサッカーには関わらないかもしれないよ

俺はプレイヤーだからね

 

 

そういっていたあなたのヤナギが

 

 

いま

 

 

こうして

 

YANAGI

  

あなたの背中を追いかけています

 

 

 

あなたはなんて言うでしょうか?

 

 

わかっていたよ

ヤナギがそうするってことをね

 

もしかしたら そんな風に言うのでしょうか?

 

 

拝啓 スチュワート・バクスター様

 

いつかあなたのヤナギが

子どもたちのヤナギ監督になっている姿を

 

見に来てください。

 

 

あなたを世界中追い回した日本人の女の子より

 

  YANAGI